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ダンススタジオ・ダンス教室の防音

 ダンススタジオの場合は室内で出す音が隣接する部屋や隣戸へ騒音にならないようにすることが重要です。また、外部からの騒音対策や複数のダンススタジオが隣接する場合、各ダンススタジオ同士での防音設計が、必要不可欠となります。


防音設計の目標値

 空気伝播音はD値、床衝撃音はL値という遮音性能の等級で評価されます。D値、L値と人の聞こえ方(感じ方)の対応はおおよそ下記表のような関係になっています。隣室の使用条件によって必要な防音性能は変わりますが、Dr-65〜Dr-55,L-30〜L-40程度が目標値となります。
ダンススタジオ防音

防音構造

 単一部材の遮音性能は、入射音の周波数と材料の面密度の対数に比例します。(質量則)つまり、材料の重量が増えると遮音性能があがります。しかし、質量則では、重量を2倍(同一材なら厚みを2倍)にしても6dBしか遮音量は増加しません。

○質量則による遮音量の計算
垂直入射;TL0=20log10fm42.5
拡散入射;TL=TL010log10f0.23TL0

f[Hz];入射音の周波数
材料の面密度;m[kg/u]
m=ρ×t ρ;密度[kg/m^3]、t;厚さ[m]


 この質量則以上の遮音量を得るには、部材間に空気層をとった二重壁を構成することにより可能となります。また、この部材間の振動伝達を抑えることによりさらに防音性能が向上します。したがって、ダンススタジオのような高度な防音性能が必要な場合は、防振設計が必要不可欠となります。

 AGKでは、ポリウレタン系防振材「シロマー」を使用することで、容易に部材間の振動伝達を抑え遮音性能を向上させることができ、他社よりも建物に重量をかけずに遮音性能を向上させる防音壁システムも開発しています。



防音仕様例

防音天井〜ダンススタジオ 防音壁〜ダンススタジオ
防音天井 仕様例 防音壁 仕様例

防音床〜ダンススタジオ
防音床 仕様例


○上記防音仕様の遮音材厚み・部材種類などは、周囲環境・条件によって変わります。詳細は、お問い合わせください。
○高性能な防音の基本は、防振であり、防振材の選定が重要です。防振材にかかる荷重より、防振効果を計算します。ただ、防振ゴム、防振パット、防振シートを挿入するだけでは、不十分です。きちっとした計算が必要であり、計算、防振材を間違えると逆に伝播音が増幅し、防音効果が落ちてしまうこともあります。施工後、防音性能が出ないため、当社に相談に来られる工務店さんなどの大半は、あるメーカーの防振・防音材を使ったのですが防音性能が悪いというご相談です。その原因の多くは、防音材、防振材の使用方法が悪かったり、計算をしていなかったことです。


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